岡山市など西日本から北日本の広い範囲で７日から８日にかけ、黄砂が観測された。気象庁は、見通しが悪くなることで、交通機関などに影響が出る恐れもあるとして、注意を呼び掛けた。

　岡山市は今年初めて観測された６日以降、３日連続となった。市街地では８日早朝、ビル群や遠くの山並みがかすむ現象が見られた。岡山地方気象台によると、良好な日には３０キロ程度ある視程（見通しがきく距離）は一時１０キロほどに落ち込んだ。

黄砂予測図では、地表付近の黄砂の濃度や大気中の黄砂の総量について、黄砂の数値予報モデルに基づく予測図や分布図を表示します。
黄砂予測図では、日本の周辺を一辺0.5度（約50km）の格子に分割して、黄砂が予測された領域を、格子毎の地表付近（地表から上空1kmまでの間）の黄砂濃度予測や、大気中（地表付近から大気の上端までの間）に含まれる黄砂の総量予測に応じて色分けをして表示します。なお、黄砂が予測された領域以外の場所でもごく薄い黄砂が観測されることがあります。黄砂予測図の更新は毎日午前６時頃に行います。